善通寺キッズガーデニング教室は、庭育(子供を庭で育む)プロジェクトとして
未来を育む子供たちに、お庭のある暮らしの楽しさを伝えたい思いで開催してます。
2月のテーマは、『球根の秘密』。

今日集まった子供たちは、ほとんどの子が幼稚園の年長さんと小学一年生。
すいせんとムスカリをみんなに見せて、お花の名前を聞いてみたら、
すいせんは、みーんな知っていたけどムスカリは知らない子がほとんど・・・。
球根って知ってる?って子どもたちに聞いたら、チューリップって答え。
すいせんやムスカリが球根だということは、みーんな知らなかったので、
子供たちにポットから苗をぬいてもらって、土を少しおとして、
球根をよーく観察してもらいました。
初めて見る球根の秘密に興味しんしん。
球根からどんなふうに根がでて、茎が伸びて葉っぱがでてるのか・・・。

そして、お母さん球根にくっついている子供の球根の数を数えたり、
小さな赤ちゃん球根も見つけて、みんな楽しそうでした。
子どもの球根は、お母さん球根から栄養をもらってお花を咲かせていることも
わかりました。
人間と同じで、いつかお母さん球根から離れて、一人でお花を咲かすことが
できるようになるのよって教えてあげました。
そして、なぜ球根は必ずお花が咲くのか?という秘密は、
玉ねぎをみんなの前で半分にカットして、蕾や葉っぱが
球根の中に入っているのを見てもらいました。


そして、パンジーと水仙とムスカリを寄せ植えに・・・。
お庭の中から球根さん達が、春を感じて出てきたみたいに植えてみてって
言っただけで、みーんな思い思いに上手に植えこみました。
大人は、悩んで悩んで配置するけど、子どもたちは、気の向くままに・・・。
大人は触りすぎて、お花を折ってしまったり、苗が元気なくしたりするのですが、
どの子も赴くままに上手に植え込みました。
最後に苔をお布団がわりにのせて完成!
そしてムスカリの球根を根洗いして、ビンに入れて飾って絵を描いてもらいました。
みーんな夢中になって、お絵描きを始めました。



大人はお花からまず描きますが、どの子も球根から描き始めました。
よっぽど、今日初めて見た球根がインパクトあったんでしょうね。

まず球根描いて、根っこ描いて、そして茎と葉っぱ、最後にお花。
球根の成長する姿と同じ順番に描いてるんです。


みんな描き方は、違うけれど、どの子も上手です。
見たものを感じるままに描いてるんです。
素晴らしい!

この子は、お花の色や形をよーく見て描いてますよね。
バランスもいいし・・・。

聞いてみたら、絵を描くのが好きなんですって!
ムスカリって文字もデザインされているし・・・、
彼は、将来いいデザイナーになれそうです。
大人になったら、新幹線を設計して走らせたいといつもお話してくれる男の子、
機械の設計図のように球根を描いていました。

春になったら、ムスカリをいっぱい新幹線に植えて走らせたいって・・・、
そして先生(私)のために、エアコンの吹き出し口からいい香りも出してあげるからって
目をきらきらしながらお話してくれました。
毎回子供たちの反応が楽しいです。
子どもたちの無垢な感性に、私自身が感動させてもらっています。
そしてどの子もそれぞれ素晴らしい才能を持っています。
それを伸ばしてあげたいなあ・・・。
大人は、子どもたちのいい芽を切らないようにしなくっちゃ!
恥ずかしながら、自分が子育てしていた頃には、見えなかったことなのですが・・・。
今ならわかるような気がします。
庭育で子供たちの感性を少しでも育てて上げられたらなあと思っています。
地道に庭育活動をしてまいります。
posted by GARDENS 庭 ガーデニング ガーデニングデザイン 施工 at 00:38
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