2008年08月27日

オープンガーデンT

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イエローブックを見て最初にお伺いしたのはORCHARD HOUSE。
12時からオープンということでしたが、思いのほかカンがさえていて11時に到着。
最寄の高速道路のインターを降りて、ショートカットできる気がして選んだ
案内図にはなかった細い道、すぐに見つけたオープンガーデンの黄色い看板。
あまりにも早く簡単にこれたので通りすぎるところでした。
私たちの庭めぐりの野生のカンはイギリスでも通用するようです。
オープン前でしたが、快く迎えてくれたのははおじいちゃんとおばあちゃん。
おじいちゃんの胸元には、『The National Gardens Scheme Gardenar』
のバッチが誇らしげについていました。
受付には、この庭が載った新聞の記事も貼られていて、得意げでした。
私たちが日本人だと気づいて、入り口近くに植えてあったまだ小さい柳の木を
指差してみせてくれました。
私はおじいちゃんに、日本語では『YA・NA・GI』と言うんだと教えてあげたら、

何度も『YA・NA・GI』と口ずさんで、おばあちゃんに教えてあげていました。
植物の名前などを教えてもらったり、英語のぜんぜん出来ない私でも、
不思議なことにお庭ではなんとかコミュニケーションがとれます。
こちらは細長い奥に深い敷地で、生垣で壁のようにお庭を区切ってあって、
そのなかに次々と趣向を凝らしたお庭があります。
フォーカルポイントには壺やベンチが置かれ、
まるで小さなヒデコート・マナーガーデンって感じです。
バラ『キフツゲイト』も満開でとってもいい香りでした。
一般の方のお庭を奥まで入ってみるのは初めてでしたが、時間をかけて
作ったお庭は見ごたえがあり、奥のふかいものでした。
さすがイングリッシュガーデン。
最後に、おばあちゃん手作りのスコーンと紅茶をいただき、とっても満足。
アフタヌーンティーがお昼ごはんとなりました。
次のお庭に向かってGO!

                         Miyamoto
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2008年08月21日

The Yellow Book 2008

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イギリスのお庭巡りにかかせない黄色い本『The Yellow Book 2008』。
大きな庭園から、個人のプライベートガーデンまでイギリスじゅうの
一般公開されるお庭の情報がまとめられている本です。
春の訪れとともに毎年書店にならぶそうです。
本屋さんで見つけて£7・99(¥2000くらい)で購入しました。
大きさは、A5で680ページ、日本のタウンページの小型版って感じです。
地域ごとにわかれていて、まずエリア地図があり、
オープンされる日にち順にお庭名が紹介されてます。
私たちは、まず湖水地方からコッツウェルズまでの帰り道に通る地域をチェックし、
7月16日に一般公開されているお庭をさがしました。
日にちをまずチェック、そしてオープンされているお庭の詳しい情報を調べます。
時間帯、入園料金、施設、苗の販売やお茶ができるかどうかなど・・・。
その中で、美味しいスコーンと紅茶もある寄れそうなお庭を2件みつけました。
イエローブックと地図を片手にGO!
この2冊で、ぜんぜん知らないところだけど、不思議に迷わずいけるのです。
お家の前には、ちゃーんと黄色い『ngs』の看板が出ているのでよくわかり安心です。

お庭の入り口で庭主さんにお金を払ってお庭をみせていただきます。
『ngs』とは、『ナショナル・ガーデンズ・スキーム』のことで庭園福祉活動のことです。
プライベートガーデンを一般公開し、その入園料の収益を「チャリティー団体」等へ
寄付する次善団体です。
お庭を見せていただく側もお庭で幸せを感じながら、同時にその入場料を払って
良い事をするシンプルな福祉活動なのです。
入園料£2.5(¥600くらい)でした。
ということで私もお金を払って気分よくお庭をみせていただきました。
『ngs』のガーデンはそれぞれ美しく、心和む素敵なお庭でした。
詳しくは次回に・・・。
日本のオープンガーデンもただ美しい町づくりにとどまることなく、
イギリスのように次善事業に発展したらすばらしいですよね。
私もなにかできることないかなあと今後の課題となってます。

                           Miyamoto
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2008年08月19日

イギリス湖水地方

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今まで、世界最大のガーデニングショー『チェルシーフラワーショー』を見るために
5月の下旬から6月にかけてイギリスに来ていたので、春のお庭の美しさに魅惑されて
コッツウォルズどまりで、なかなか北の湖水地方まで足をのばせませんでした。
今回の旅は、初夏7月なので思いきって足をのばすことに。
朝、9時ごろコッツウォルズを出発。
高速道路でひたすら北へ北へ・・・、今日の運転手はくまちゃん。
イギリスでも、高速道路の運転はいくら景色が良いといえども単調なので眠くなります。

ドライブインによって休憩をたくさんとりながら、着いたのは3時過ぎ、、、、。
日本で言えば、高松からちょうど富士五胡に行くくらいの感じでした。
ウィンダミア湖について案内所でB&Bを紹介してもらって宿をまず確保しました。
チェックインしてから湖水地方をドライブ。
山がなくて見渡す限り平野で地平線がみえていたコッツ地方に比べて、
山あり、湖ありと変化にとみ、石の色も黄色い蜂蜜色からグレー色に、
もちろん石造りの建物の色もシックな感じです。
お庭はまだ春といった感じで、バラがとてもきれいにさいていました。
詩人ワーズワースが多くの傑作を書いたダブ・コテージを見学して、
絵本『ピーター・ラビット』の作者ビアトリクス・ポターの家ヒルトップへ。
ピーターラビットがいまにも出てきそうなくらいの美しい村でした。
この美しい風景を楽しみながらのんびりトレッキングしている人たちが
いっぱいいました。
なんて贅沢な時間のすごし方でしょうか。
イギリスのお庭めぐりも楽しいですが、豊な自然にふれることは、
人生で最高の贅沢なんじゃないかと思いました。
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2008年08月15日

Grape・vine Hotel

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  バイブリーまでの三泊は、宿を日本で予約してましたが、後半三泊はフリー。
  キフツゲイトまで行ったので近くの村チッピイングカムデンあたりで
  泊まろうかとB&Bをさがしましたが、なかなか『vacancy』の掲示が
  出てませんでした。
  『vacancy』とは空室ありという意味です。
  時間も遅くなったので、結局お昼にアンティークショップ巡りをした街
  ストウ・オン・ザ・ウォルドに戻ることに。
  そこで見つけたB&Bもいっぱいで、そこで紹介してもらった『GRAPE・VINE』
  というホテルに泊まることになりました。
  お昼にホテルの前を通って、ぶどう好きの私としては名前が気になって
  いたのですが、まさか泊まることになるとは・・・。
  やっぱり縁があったのでしょうか。
  『GRAPE・VINE』とは、イタリア語で『ぶどうのつる』の意味。
  17世紀の美しい建物で、サンルームのあるレストランには、ぶどう棚があり
  実がなっていました。
  なんと樹齢100年のハンブルクのぶどう棚だそうです。
  キャンドルと優しいあかりが灯り、ロマンティックな素晴らしいダイニング。
  イギリスの杉五平???
  私もこんなコンサヴァトリィーが欲しいなあと思いました。
  そして私の泊まったお部屋のインテリアも素敵でした。
  グレイプ色のファブリック、お庭の見えるパウダールーム、
  広いゆったりしたお部屋でリラックスできた一夜でした。
                           Miyamoto
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2008年08月12日

キフツゲイト・コート

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女3代が情熱を傾けて作り上げた庭『キフツゲイト・コート』。
時代とともに進化するお庭です。
初代オーナーだったミュアー夫妻は、徒歩5分のところにある『ヒドコート』の影響を受けて
この庭を完成させたそうです。
ちょうどバラが満開で、赤やピンクのバラが咲きほこっていました。
下りながら様々なボーダーガーデンを通りぬけると、
とてもモダンなウォーターガーデンがありました。
緑の壁にかこまれたプール。
今まで見てきた風景とのあまりのギャップにびっくり、
とても静かな大人な今風のお庭です。
そしてピンクのバラが咲きほこるローズボーダーガーデンで
私が一番楽しみにしていたキフツゲイト・ローズを発見、満開!
あたり一面、いい香りでした。
バラとも思えぬ勢いで、大きなぶなに木に25メートル以上はからんでいます。
葉張りも去ることなら、高さもすごーい。
このバラを地植えにしたクマちゃんちは、きっとおうち全部がバラに
覆われるに違いないと寿子さんと笑っちゃいました。
私もおうちが古くなったらぼろかくしに育ててみようと思いました。
いつかガーデンズもバラに覆われた日が来るかも・・・?
周りより低くなっている沈底花壇、ホワイトサンクガーデンでは青い扉と
ブルーの椅子がポイントになっていて涼しげでした。
その椅子に腰掛けて休憩。

                      Miyamoto
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2008年08月07日

ウィッチフォード・ポタリー

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デザイン・品質ともにイギリス最高のテラコッタ植木鉢を作っている窯元
『ウィッチフォード・ポタリー』、少々高価ですが、
ガーデナーの憧れの鉢の工房です。
今まで、コッツウェルド地方に来てもなかなかよれなかったので、
今回こそはとポタリー(窯元)をわくわくしながら訪ねました。
まず工房内へ見学に行くと、ろくろで手作りされた鉢をひとつひとつ
お二階から下ろしてていねいに釜に並べているところでした。
実際の作業場を見ると、手作り鉢の尊さをあらためて認識します。
お庭にはずらりと並んだ鉢・鉢・鉢。
ハンドメイドなので、ひとつひとつ鉢の表情が違いますし、温かみが
感じられます。
日本では見たことのないものがいっぱい、直売店ならではです。
さっそく旅の思い出を物色です。
日本まで持って帰れそうな、小さな植木鉢とワイルドストロベリーを
描いたマグカップを購入しました。
植木鉢の鉢底の穴がとても大きいので今まで不思議だったのですが、
鉢底から地面に根を取りやすくするためだそうです。
なーんだ・・・。
少々高くてもガーデナーが欲しがるのは、こつこつ手作りされた植木鉢は
丈夫で割れにくく、使うほど味わいが出て、さらに細かな気孔がたくさん
開いているので、鉢の中に新しい空気を取り入れやすく、根ぐされしにくい
からだそうです。
もって帰れるならこれもあれもと欲しいものばかりでした。
            Miyamoto
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2008年08月06日

バイブリー・コート・ホテル

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17世紀の大邸宅、バイブリー・コート・ホテルにお泊りしました。
この村の、揺るぎない美を象徴してるかのようなたたずまいでした。
室内も広く、家具ももちろんアンティーク。
古さが教えてくれる心地よさを満喫できるホテルでした。
カーテンはウィリアムモリス柄、そして窓から眺めもきれいでした。
広いお庭を散策すると、バラのアーチや、ぶどうのパーゴラもあり、
コーン川のほとりではマガモが遊んでいました。
ゆったりと流れるコーン川に沿ってお庭があるので自然を満喫できます。
朝食はイングリッシュブレックファースト。
ぶあついベーコン、たまご、大きなソーセージとマッシュルームとトースト。
そして、美味しい紅茶。
紅茶は本当に美味しくって、ミルクをたっぷりいれていただきます。
イギリスでは、薄切りのトーストが専用のトースト置きに並んで出てきます。
焦げ目いっぱいの薄いトーストにバターをぬって食べると、
なかなか美味しくってついもうひとつと食べてしまいます。
卵は2個、部厚いベーコンは美味しいのですが、塩辛い。
ソーセージもジューシーで美味しいのですが、朝からたくさんは食べれません。
卵も2個分調理して出てくるので食べきれません。
そして、しいたけのように大きいマッシュルーム。
中年になったら、みんなメタボリックましっぐらって感じの朝食です。
半分残してごちそうさまでした。
             Miyamoto
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2008年08月05日

Bibury

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ウィリアム・モリスが『英国で一番美しい村』と賞賛したバイブリーに到着。
道に迷ったり、通りすがりのガーデンセンターによったりで、
予定より二時間遅れの19時前に着きましたが、まだまだ明るいので
まずホテルにチェックインして散策にでかけました。
日本なら19時は夕暮れ時ですが、イギリスの夏は22時ごろまで明るいのです。
なかなか夜がやってこない国です。

マスが泳ぎマガモが遊ぶ村のシンボルのコーン川。
そこにかかる橋を渡ると、屋根も壁も煙突もすべて苔むしたライムストーンの石造りの
美しいコッツウォルド・コテッジがあります。
ナショナルトラストが管理するアーリントン・ロウです。
400年前の姿を今も保っています。
ナショナルトラストとは、昔のままの美しい自然や、歴史的建造物や庭園を、
委託、寄贈、買取などで取得して、保護、管理をし、そして一般公開する
1985年に創立された民間の非営利団体です。
イギリスで美しい自然、美しい庭園に出会えるのはナショナルトラストのおかげです。
この古いおうちに今も人がすんでいます。
日本じゃ400年前の建物にすんでいる人なんていないですよね。
びっくりです。
イギリス人のこれを守る深い愛情と頑固ささえ感じました。
ちなみにこのあたりの物件はとても高いそうです。
坂道を登っていくと、ピンク色のつるバラが咲き誇っていました。
そして、雑草のようにはびこって咲いていたカンパニュラ。
今回の旅でよく目についた黄色いお花のクレマチス。
そのどれもが自然の風景に溶け込んでいて本当に英国で一番美しい村です。

                        Miyamoto
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2008年08月04日

ガーデンセンター

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イギリスでは、車を走らせているとガーデンセンターがよく目につきます。
日本でホームセンターがあちこちにあるように・・・。
とても大きくて、すぐわかります。
たまに道路に『GARDEN CENTER』と大きな看板が出ていて、
導かれるようにたどりついたりもします。
オックスフォードに行く途中、実は道が間違っているのにも気づかず、
休憩をかねて、通りすがりのガーデンセンターに気分よくよりました。
ちょっと田舎のガーデンセンターでしたが、広い敷地で
苗や土、コンテナ、園芸道具はもちろんですが、石鹸や洗剤などの生活雑貨から
野菜や果物、パンなどの食料品まであり、カフェも併設されていました。
昨年イギリスに来た時もいろいろなガーデンセンターによりましたが、
お洋服や、オーガニック食品、本、雑貨、そして小さな遊園地までありました。
さすが園芸大国、一種のレジャーって感じです。
ファミリーでやってきて、みんなが楽しめて、暮らしのお買い物まで出来る、
でもメインははあくまで園芸なんです。
せっかく寄ったので、イギリスのガーデンでよく見かける植物がたおれないように
するためのアイアンの支柱を買いました。
それと、私のキッチンガーデンに使う黒いネットを20M購入。
なかなか日本ではグリーン色のネットしかみかけないのでつい買ってしまいました。
小ぶりのりんごも、美味しそうだったので買ってみました。
1個いくらかと思っていたら、レジに行くとはかりの上にのせられて、
なんと量り売りでした。
このガーデンセンターで楽しい時間をすごしてまた車にのってGO!
オックスフォード目指して走っていたつもりでしたが、なぜか高速道路をまたぎ
行けば行くほど道幅がせまくなり、なんかおかしいとUターン。
地図で確かめると、どこで間違ったかロンドンに向かっていました。
目の前に現れる風景がとてもステキなので、なかなか気がつきませんでした。
軌道修正して今夜の宿があるバイブリーにむかってGO!
              Miyamoto
posted by GARDENS 庭 ガーデニング ガーデニングデザイン 施工 at 19:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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