5月3日
知人によんでいただいて小豆島の肥土山農村歌舞伎を楽しみました。
地元の八幡さんを目指して、あちらこちらから大勢の人が
田んぼのあぜ道を歩いて集まってきます。
田植えをしたばかりの田園風景も気分をもりあげてくれました。
八幡さんの鳥居をくぐると屋台もでてて、お祭り気分です。
今年は28年ぶりに芽屋根が前面葺き替えられたそうで、
『肥土山の舞台』は、背景の新緑をバックにとても美しい舞台でした。
地元の人達が、五穀豊穣を願って農村歌舞伎を上演、
小学生も上手に披露してくれ、大勢の観客を楽しませてくれました。
拍手や歓声、おひねりもとんで、芝居がとっても盛り上がりました。
夕方になると伝統の「わりご弁当」が配られました。
桟敷の上で弁当ひろげて、お酒を酌みかわしながら
春風にふかれてお芝居を楽しみました。
新緑に囲まれ、頭上にはもみじや桜の枝がかぶり、情緒たっぷりの
ほんとうに気持ちのよい時間でした。
昔の人も、この一日同じ気分で楽しいんでいたのでしょうね。
まるで江戸の昔にワープしたようでした。
伝統を守って、歌舞伎を保存、存続させるのはとても大変なことだと
思います。それも小さな村で、地元の少ない人たちで・・・。
春の夕べのひと時、楽しませてくれてありがとうございました。
地元の人たちにエールーを送りたいです。
Miyamoto