国立新美術館へ『ルネ・ラリック』展を見に行って来ました。
ルネ・ラリックは、フランスで19世紀末から20世紀半ばにかけて、
アールヌーボーのジュエリィー、アール・デコのガラス工芸、
二つの分野で活躍した人です。
今回の展示会は生誕150年を記念して、約400点もの作品が
集められており見ごたえがありました。
私が彼の作品に惹かれるのは、彼が追求したテーマが「自然」だったことです。
特にジュエリィー時代の作品は思わずため息がでてしまうほどでした。
草花や昆虫の形態など、私たちが身近に接する自然の美しさが
とても素敵にデザインされているのです。
それも私が大好きな植物ばかり・・・。
バラ、ブドウ、ケシ、パンジー、アザミ、ミモザ、ゲッケイジュ、アネモネ、
サンザシ、マルベリー、スミレ、リンゴの花、ブラックベリー、ユーカリ、
オリーブ、ツタ、スズラン・・・。
思わず見入ってしまいました。
とにかく素敵なんです。
ジュエリィーですからもちろん宝石がいっぱい使ってありますが、
単なる華美な装飾品ではなく、不思議とどれもナチュラルなんです。
きっとお庭好きの人は、みーんな好きだと思うんです。
私はいつも、自分の身の回りのものを選ぶ時、
植物やお花をモチーフにデザインされたものをさがします。
カラーもグリーンのグラデーションやお花の色を感じるもの、
もしくはそれが似合うもの・・・。
見るだけでとっても幸せを感じました。
こんな素敵な展示会を鑑賞することが出来るなんて
私ってなんて幸せなのかしら・・・。
Miyamoto