桂離宮庭園研修に参加しました。
日本庭園のさまざまな表現を集大成し、斬新なデザイン感覚をもりこんだ、
日本庭園の傑作とされる庭園です。
これが桂垣。

東側一帯に自生する竹薮の竹を折り曲げて斜めに編み降ろしてるもので
今回内部からも見せていただきました。

すごい発想!
なんと贅沢な生垣でしょうか。
芯になる建仁寺垣の方が早くいたむそうで、この冬改修なんだそうです。

美しい松の木「住吉に松」、あえてこの先にある景観を見せない、
という桂離宮ならではの手法。

桂川の水を引いた池は海に見立て、軽石の敷石や素浜。
敷石だけ見てても面白く飽きません。
”あられこぼし”という敷石。

とっても手間のかかる敷き方です。
来る日も来る日も小石をコツコツたたいたのでしょうね。
飛び石も面白い。敷き方、形・・・。


それにしてもがたがたで、バリアフリィーとはかけはなれてる。(笑)
そして延段。
つい真・行・草と見分けながら見てしまいます。
「真」 は切り出した石を使ったもの
「行」 は切り出した石と自然な石の両方を組み合わせたもの
「草」 は自然石を使ったもの
庭園には、ひなびた庵の風情を持つ建物、茶屋があります。

自然を愛で、和歌を詠み、茶の湯、宴、料理と楽しんでたところです。


青と白の斬新な組み合わせ、襖の引き手1つにも意匠が凝らされている。

「古書院」の前の月見台は竹床で手摺なし 、
お酒飲みながら月を見てる自分を想像しました。
酔っぱらっておちそう・・・。
その昔、この場所で、夜が更けるまで宴が続いたという。
桂離宮での雅な宴、
お酒を楽しみながら戯れていた様子を思い浮かべました。
ガーデンパーティーってとこでしょうか。
posted by GARDENS 庭 ガーデニング ガーデニングデザイン 施工 at 03:11
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
日記
|

|