昨日、吉谷桂子さんの講演会がアルファあなぶきホールでありました。
300人の会場は満席で、ほっとしました。
2か月前に四国新聞社の古くからお世話になってるN氏より、
国交省の「リフォーム制度」の紹介を200人以上の人を集めてしたいのだが
宮本さん、なんとかならないですか・・・と相談を受けたのです。
実は昨年、私が「お庭のリフォーム」をテーマに講演をさせていただいてたのです。
それで、私が所属しているインテリアコーディネーター協会に話を持っていき
お声をかけたら、吉谷桂子さんが快くOKのお返事を下さったのです。
彼女のブログを見てると、お忙しくされてるので、まさか引き受けて下さるとは
思ってもいませんでした。
テーマは『英国の庭とインテリア』でした。
イギリスのお庭やインテリアの映像を見ながらの、素敵なお話しでした。
美しい映像、気分はイギリス・・・。
まず最初にウィリアムモリスの言葉を紹介して下さいました。
「人類に最も重要で最も求められている芸術は何か?
答えは美しい家である。美しい家は庭をまとっていなくてはならない。
家のインテリアは庭の連なりになるように」
私もそれを求めて暮らしているので、吉谷さんのお話に聞き入ってしまいました。
美しい家が芸術の枠に入るなんて思ってもいませんでしたが、
自分が楽しみながらめざしてるものなので、とっても嬉しく思いました。
もっともっとそこに近づけるよう頑張らなくっちゃ。
ガーデンだけ良くても・・・、かといってインテリアだけ充実してても、
外に繋がるガーデンがなければ、つまらないということ。
英国に永年暮らした吉谷さん、英国にはそれがあることを実感された上での
お話でした。
そして、私も、お庭だけでなく美しい家になるようにお手伝いしようと
あらためて思いました。
み―んながウィリアムモリスのいう美しい家になると、
街並みも美しくなりますものね。
そして、「一流のガーデナーは野鳥に思いを馳せるべし。」という言葉。
モリスのデザインにはよく小鳥さんが登場しています。
ガーデナーが自然と共生しながら庭を作ることを奨励した
モリスらしい模様なんですね。
イギリスでは150年前にすでに害虫駆除の農薬があったらしいのですが、
農薬を使わず鳥さんを呼んで、害虫を食べてもらおうっていうことだそうです。
つい先日、お庭好きのお客様とウィリアムモリスの生地サンプルを見ながら
盛り上がり、ただたんに鳥さんが来てくれたら嬉しいよねって、
小鳥さんのいる模様のカーテンにしたところでした。
奥の深い、意味のある『鳥さん』のデザインだったのですね。
イギリスのガーデンセンターで野鳥の餌を大量に売っているわけがわかりました。



イギリスで泊まるお庭の美しいB&Bの奥様、毎朝嬉しそうに鳥の餌台に
餌をあげてるのも納得です。

ハーブソサエティー香川支部のメンバーさんは、一番前の席を陣取って、
昨年イギリスの旅をご一緒した皆様も前の方で熱心に聞いていました。
1時間半、魅力的な吉谷桂子さんのお話にみ―んな夢中になったことと思います。
幸福感に満たされたひと時だったですね。
そして、あらためてお庭やインテリアを見直すいい機会になったのでは・・・。
日帰りという超ハードなスケジュールでしたが、
お忙しい中、高松までいらして下さって本当にありがとうございました。
行き帰りの道中、楽しいお話もありがとうございました。
吉谷さんの前向きなお話を聞いてると、私も頑張らなくてはと思いました。
自分がもっともっとお庭のある暮らしを楽しみたいし、そしてたくさんの人に
お庭のある暮らしを楽しんでもらう為に・・・!
昨日に引き続き、今日も数人の方からお礼の言葉をいただきました。
『宮本先生が呼んで下さったから、吉谷さんの素敵なお話が聞けて幸せでした。
ありがとうございました。』と。
皆さんにもよろこんでいただけて、本当によかったです。