今日の京都は、雪もちらつきとても寒い一日でした。
まず、龍源院へ。
方丈の庭。

北庭は、日本最古と言われている平庭式枯山水。

東坪庭は、小さいけれど格調が高い庭。

吸い込まれそうな感じ・・・。
そして非公開の大徳寺本坊。
お庭だけ撮影をさせてもらいました。
南庭は広い白砂の庭。

東庭は小さな石組が配置されたシンプルな庭。

今は背景に生垣がありますが、昔は何もなく、鴨川や比叡山が望めたようです。
本当は借景庭園だったのです。
ちょっと想像をしながら眺めると、石組の見え方も違ってきます。
最後にここもまた非公開の孤蓬庵へ。

入り口には↓

こちらは写真を撮影することができなかったので、感動と共に、
しっかり目の奥に焼き付けてきました。
遠州は建築・造園に限らず斬新な作品が多いのですが、
こちらは特に素晴らしかったです。
遠州らしく大胆かつ繊細なデザインで、細部にいたるまで工夫がされており
見ごたえがありました。
インナーテラスとでもいいましょうか、家の中なのに
外とつながっている茶室には、驚きました。
そこから見える露地も素晴らしかったです。
今日の講師は、吉田昌弘先生と小林正典先生。
専門家の講師による解説をもとに庭園を見ると、日本の庭はとっても面白い。
日本庭園は知識があるほど、理解が深まり、楽しく見ることができると思います。
庭の別の見方や、作庭の裏話など、先生方の話題が豊富なので
参加者の皆様と話が盛り上がり、楽しい見学会でした。